「ステマ」という言葉をご存じでしょうか?
芸能人がブログで広告収入を得ているというのが一般的に広まった現在では、聞いた事がある人もいるかもしれません。ただ、ステマという言葉を間違って理解している人も多いんですよね。
今回はステマという言葉についてまとめてみました。
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この芸能人ステマしてるから嫌い!
先日、テレビを見ていて嫁さんが「この芸能人ってステマで稼いでるんだよねー」って言っていたのですが、私は今時珍しくもなかったので「ふーん」って聞いてました。
もう少し聞いていると・・・
「化粧品を使っている写真をブログにアップしてるんだけど、その化粧品を紹介しるんだよー。いっぱいお金貰ってるんだろうなぁ…」
って。
「ん?それはステマなのか?」
ふと疑問に思いました。今の話を聞いている限り、ステマの要素はありません。
ステマって広告で稼ぐ事でしょ?
って思っている人が意外といる事にびっくりしました。
ステマの意味は「宣伝工作・嘘・なりすまし・サクラ」とかこんな意味なんです。
広告で稼ぐ事がステマだったら広告業界全体がステマだらけじゃないか!って思ってしまいました。
もっと具体的にわかりやすくまとめてみました。
ステマ本来の意味
ステマ(ステルスマーケティング)の意味を具体的にまとめてみました。
企業の人が一般人になりすまして掲示板に書き込みをする
例えば、ダイエット食品を販売している企業の人が一般人になりすまして、以下のような書き込みを掲示板にしたとします。
「このダイエット食品すごすぎ!ワロタ!無理なく続けられるし最高!」
これはステマです。
ポイントは「なりすまし」です。
企業の人が実際に使ってその効果が出たのであれば、企業の人という肩書で書き込まなければなりません。
一般人になりすまして書き込む事がいけないんですよね。
芸能人が使ってもいないものを使ったかのように宣伝する
例えば、ある芸能人が使ってもいないダイエット食品をあたかも使っているかのようにブログへ書き込んだとします。
「味も悪くないし、値段も安いし、効果も良いから皆是非使ってみてよー」
実際にこの芸能人が使用して、嘘・偽りのない効果が出ているのであればなんの問題もありません。
しかし、ここで問題なのは「使ってもいないのに、使ったフリをしている」という部分です。
ポイントは「嘘」ですね。
クチコミサイトで大量に評価を付ける行為
私はIT業界に長くいるので、クチコミサイトはあまり信用していません。…というか信用できそうな書き込みだけを信じている感じです。
某クチコミサイトで昔話題になりましたが、「金銭を受け取ってやらせ業者が大量の書き込みをした」という事がありました。
当然これは問題があります。
一般人はクチコミを信用してサービスを利用しているのに、それがすべて嘘だなんて…。かなりショックですよね。
ポイントは「嘘」です。
本来このような事はあってはならないのですが、ネット社会では頻繁にこのような事件が起きますし、問題になれば、またグレーゾーンを模索するので、いたちごっこなんです。インターネットで調べる時は、「正しい情報を得る」という事を意識しなければならないんですよね。
ではこれはステマじゃないって事?
嫁さんが話していた内容をもう一度確認します。
「化粧品を使っている写真をブログにアップしてるんだけど、その化粧品を紹介しるんだよー。いっぱいお金貰ってるんだろうなぁ…」
ブログを見てみると、確かに化粧品を使用している写真がアップされていました。内容を見ても、「ずっと使っている」とか「過剰な宣伝」や「嘘」のようなものは書き込みはありません。
結論「これはステマじゃなくて、ただの宣伝だね…」
芸能人がブログで宣伝をする。この事自体は何も問題はありません。そこに「嘘」がなければという話ですがね。
逆に芸能人がブログで宣伝しているだけで「ステマ」なんて言われてると思うとちょっとかわいそうですね。
「ステマ = 悪」である
ステマは犯罪です。もちろん「悪」であるという事は変わりません。
しかし、広告・宣伝自体が「悪」という事ではないという事をみんなはもっと知るべきなんじゃないかなぁと思います。
ブログで高額な広告収入を得ている芸能人はすごい事だと思いますし、批判される意味もわかりません。「この芸能人はステマだ!」と言う前に、本当にステマなのかを見極める力をつけなければいけないんですよね。
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