皆さんはWebデザイナーという職業を聞いて、どのように感じるでしょうか?
「デザイナー」という言葉が入っているので、華やかだとかオシャレだとかカッコいいという印象を持っていないでしょうか?
ほとんどのWebデザイナーが過酷な仕事と答えるでしょう。私も基本的には過酷な仕事だと思っています。しかし、自分の仕事が過酷かどうか決めるのは自分次第という事を理解してほしいと思います。
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製作サイドは基本的にスケジュールをずらせない
私の元に仕事が来るときは、ほとんどの場合スケジュールが決まっています。
「○○○○年○○月○○日」にリリースしますのでよろしくお願いしますというような感じですかね。スケジュールは基本的にタイトなんです。ゆる~いスケジュールを提示してくるクライアントはほとんどいないと思っていいでしょう。
その無茶なスケジュールで案件を消化できるかどうかで「Webデザイナーとしての技量」が試されます。
もちろん、時には徹夜をしなければならない事もあります。早朝に作業をしなければならない事もあります。インフルエンザにかかろうが、怪我をしようが、クライアントさんにとっては全然関係ない事なんですよね。
日頃から体調管理をしっかりと行い、いつでも万全の状態で仕事ができる必要があるんです。
Webデザイナーは体力勝負なんです!
そういう意味で言うと、Webデザイナーというのは過酷な職業かもしれませんね・・・。
※仕事ができるWebデザイナーとは以下のような人を指します。
仕事ができるWebデザイナーの8つの特徴
Webディレクターとの関係が重要
前述でも述べたように基本的にWebデザイナーの元に案件が来る時は、スケジュールが決まっています。スケジュールを決めるのはその前の段階にあるという事ですね。
という事はスケジュールは誰が決めているのでしょうか?
その答えはズバリ「クライアントとWebディレクター(またはプロデューサー)」なのです。
クライアントはWeb製作がどれくらい日数がかかり、どのような工数があるのか、ほとんどの場合わかっていません。その部分をうまく説明し、クライアントに納得してもらう事がWebディレクターの役割なんです。
ほとんどの場合、Webディレクターが経験などを元にスケジュールを出してクライアントと進めるのですが、この時にWebディレクターと制作者の関係が重要になります。
両者の関係が良好な場合は、「確認」が発生します。Webディレクターから制作サイドに「どれくらいの工数があり、どれくらい日数がかかるのか?」と聞いてきてくれます。そして、制作側の意見をきちんと聞いてくれれば、無茶なスケジュールになりません。
有能なWebディレクターについては別記事にまとめています。
Webディレクターの立ち位置と仕事の効率化について
制作者とディレクターの関係を良好にするには
誠意のある仕事をするしかありません。もっとざっくり言うと「嘘をつかない」という事を日々心がけておくと良いのかなと思います。
私の知る限り、Web製作者のほとんどはバッファを持たせます。「2営業日あれば終わるけど、カツカツになりそうだから5営業日とっておこう」という事になるんですね。
その時、Webディレクターに「あれ?5営業日もかかる?本当に?」と思われてしまっては、良好な関係が作れるはずがありません。
Webディレクターに、「2営業日あれば終わりますが、○○の部分や○○の部分に時間がかかる可能性があるので、5営業日くらい余裕を持ってスケジュールを組んでもらえるとありがたいです」と直接伝えられる関係がベストなのではないでしょうか?
制作者とディレクターの関係作りに時間がかかる?
時間なんてかかりません。1案件が終われば関係はしっかりと出来上がります。1案件の間の仕事の進め方、スピード感、やりとりの内容、質、によって、簡単に関係は作れます。
私はWebディレクターと一度仕事したら次も仕事を貰えるという自信があります。その自信を持つ為に何が必要なのか?それは「誠意を持って仕事をする」だけなんです。
貸しを沢山作っておくと見返りも大きい
Webディレクターとの関係がうまくいきだすと、無茶振りの頻度が増えてきます。
「一週間以内に数百ページのコーディングが必要で・・・」
こんな事もしょっちゅうです。そんな時、嫌な顔一つせず受けてしまいましょう。困った時にこの人に頼めばなんとかなる!そう思ってもらえれば仕事がなくなる事なんてないんです。
「貸し」ってどのような印象でしょうか?人間の心理的な部分なのですが、貸しが多く貯まると返さなければ…という気持ちになるんです。Webデザイナーはすぐに見返りを求めてはいけませんが、「いつか返ってくればいいなぁ・・・」という気持ちでのんびりと待っていましょう。
無茶振りはもちろん過酷です。寝る暇もなく作業をする事もあります。何度も言いますが・・・
Webデザイナーは体力勝負なんです!
イラッとしたら負け!何でもサラッとこなす技量を持つ
Webデザイナーの過酷な部分といえば「修正」じゃないでしょうか?
ディレクターの指示通りに作成しても、クライアントの一言で修正する事なんて日常茶飯事です。どんなに良いものを作っても、クライアントの好みでない場合は、修正が発生します。
デザインにおいては、見て見なければわからないから10パターン出して!なんてことを言われる事もあります。
今でこそ少なくなりましたが、若い頃はイラっとしていました。
「言ってる意味がわからない・・・」
「なんで10パターンも・・・無駄すぎる・・・」
今でもたまにイラッとしますけどね(笑)でも、そんな事当たり前と考えるようになってからは、あまりイライラしなくなりました。
制作者以外の人が完成形を想像できないなんて当たり前。作って見せてあげるが基本
このように考えるようになってからは、制作者としてはすごくスッキリした気持ちで仕事ができるようになりました。
技術力を高めて、スピード感、質を常に上げる努力をする
Webデザイナーは日々の勉強によって、過酷か過酷でないかが変わってきます。
10ページのコーディングに3日かかる人と、同じコーディングを3時間でできる人では全然内容が変わってくるんです。新人の頃は時間がかかるのは当たり前ですが、5年後、10年後に新人と同じ頃の速度で仕事をしていたとしたら、一生過酷な日々を味わう事になるかもしれません。
Web製作者は自分のスキルによって、仕事が過酷かそうでないか変わってくるんです。
Webデザイナーは過酷?過酷かどうかを決めるのはあなた次第 まとめ
いかがだったでしょうか?Webデザイナーというのは本当に過酷な仕事だと思います。しかし、Webディレクターの関係が良好であるか?自分のスキルはどの程度なのか?によって、過酷度が変わってきます。
とにかくスキルアップ!とにかく経験値アップ!
このことを常に考えておけば、Webデザイナーって意外と過酷じゃないなぁ~って思える日がきっとくると思います。
Webデザイナーが徹夜仕事から脱出する方法
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