あなたは検索エンジンから情報を探す時、自分にとって必要なページか判断する為にどのくらいの時間がかかりますか?人によってかかる時間にばらつきがありますが、大体『3秒』と言われています。
ホームページ製作者は、そのとてつもなく短い3秒という時間で、いかに情報を閲覧者に伝えるかを考えます。今回は『ホームページがすぐに閉じられない為に必要な事』についてまとめました。
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ホームページがすぐに閉じられない為に必要な事
いくら情報量がしっかりしたサイトでも、どんなにキレイなデザインで作成されたホームページでも、閲覧者にとって『必要ないページ』と判断されれば、すぐに閉じられてしまいます。
3秒というルールの中で、自サイトが閲覧者にとって必要なページだという事をアピールしなければならないんです。
そこで、ホームページが3秒以内に閉じられない為に私が重要視しているものをまとめました。
トップビジュアルを作り込む
トップビジュアルとは、ホームページを開いた時に一番最初に目につく大きなメイン画像の事です。
他の呼び方としては『キービジュアル』や『メインビジュアル』があります。
私がホームページやWebサイトのデザインを作る上で、一番重要視しているといっても過言ではありません。
サイドエリアやナビゲーションエリア、フッターエリアなどの要素のデザインが多少悪くても、トップビジュアルの質が高ければ閲覧者は立ち止まるぐらいの力を持っているからです。
なので、トップビジュアルは時間をかけてしっかりと作り込むべきだと私は考えています。
何を目的として作られたホームページであるかを明確にする
あなたのホームページは、開いた瞬間に『どのような種類のサイトか?』『誰に向けてのサイトか?』がはっきりと伝えられているでしょうか?
私は様々なサイトを見ていますが、これがきちんとできていないサイトは沢山あります。
例えば「英語(アルファベット)」を多用しているサイトはこれができていないケースが非常に多いんです。
日本人は英語を見ただけでかっこいいと錯覚してしまうので、デザインに英語を取り入れるケースが多いんです。外国人が漢字を見てかっこいいと思うのと同じ感覚ですね。
でも、かっこいいという理由だけで英語ばかりのサイトにしてしまうとサイトの質を下げてしまいます。閲覧者がサイトをパッと見た時に、何のサイトかがすぐにわからないと閉じられてしまう可能性が高いからです。
サイトが表示されてから1秒以内に『サイトの目的』がわかるようにしたいものです。
例えばフランス料理店のホームページであれば、左上に『フランス料理』の文字、その下に企業ロゴ、トップビジュアルにはフランス料理の写真を置き、それらを組み合わせた時に瞬時に閲覧者が判断できなければなりません。
オシャレだからといって『フランス料理』という単語をフランス語にしてみたり、写真をフランス料理と関係のないものを置いてしまうと、一瞬で閉じられてしまう可能性があります。
また、そのフランス料理店がデリバリーのできるお店なのか?メニューが置いてあるのか?価格表があるか?場所はどこにあるか?というのも重要な要素です。
メインナビゲーションの設計もとても重要になってきます。ユーザビリティを高めたデザイン設計が必要になる訳ですね。
パッとみた時に閉じられないようにするために、『サイトの目的』をしっかりわからせる事はとても重要な要素になります。
サイト全体のデザインと設計
パソコンやスマートフォン、タブレットを使っている世代であれば、検索エンジンからサイトを検索する事は日常茶飯事です。
…という事は、何百、何千、何万ものサイトを見てきているわけです。
そして、閲覧者にとってストレスが無いサイトというのは『インターネット上にあるサイトに近い形』なんです。
では、逆にどのようなサイトがインターネット上にあるサイトに近くない形なのでしょうか?
- ・10年以上前に作られたであろう古いデザイン
- ・サイドバーの位置、ナビゲーションの位置が明らかにわかりずらいサイト
- ・あまりにもがちゃがちゃ動くパララックス効果を多用したサイト
明らかに古いデザインはすぐに閉じられる可能性が高いのは、お店の外観と同じ理由です。
一般的に、古い(ボロい)建物のお店より、新しいお店の方が入りやすいですよね?それと同じで、古いデザインと新しいデザインのものを比べれば、古いデザインの方が閉じられやすいんです。
パララックスのように閲覧負荷が高いものは、圧倒的に人の目をひくものでない限り、閲覧者にとって負荷にしかなりません。
閲覧者が求めているものは、『かっこいいデザイン』や『面白い動き』の前に『情報』なわけですから。
もちろん、パララックス効果のようなものをすべて否定する訳ではありません。閲覧者にとって興味を引かせたり、楽しませたり、そのうえで閲覧者にとって必要な情報が提供できれば、大きな効果も期待できます。
サイトの表示速度
これもかなり重要な要素の一つです。
最近は、CSS3やjQuery(JavaScript)を多用するサイトが増えて、ビジュアル的には良いものが出来ている反面、コードが複雑すぎてサイトの表示速度が遅くなっているサイトも多くなってきています。
中にはサイトがきちんと表示されるまで5秒~10秒もの時間がかかってしまうサイトもあります。
それでは、サイトのビジュアルや設計を考える以前の問題で、閲覧する前に閉じられてしまいます。
見た目ばかりにこだわらず、前提としてサイト表示速度は早くしておかなければなりません。もちろんSEO的にもサイト表示速度は重要なポジションにあるので、ここはしっかりと注意しておきましょう。
売上アップにつなげる為には前提としてホームページが閉じられないことが重要
ホームページを作りたい方、またはリニューアルを考えている方のほとんどは『売上アップ』を試みている方ばかりです。
今回の『ホームページがすぐに閉じられないように考える』というのも売上アップの為には本当に重要な事であると私は思います。
1秒以内にサイトの目的をきちんと伝え、3秒以内に閉じられないホームページの設計やデザインをしっかりと考えましょう。
その他にも売上アップに繋げる為のホームページについてまとめているので、気になる方は下の記事もチェックしてみてください。
私たちWebデザイナーは日々、売上を作る為のサイト構築を考えながらお仕事をしています。
Webデザイナーというお仕事に興味があり、Webデザイナーになりたいと少しでも思った方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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