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「スキルアップ」と「勉強」は似ているが別であるという事

カテゴリー:Web制作者コラム
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スキルアップ

Webデザイナーやその他技術者は、「スキルアップ」という事を常に考えていなければなりませんよね。10年前に山ほど勉強しても、その後10年間何もしなければ使い物にならないと言っても過言ではありません。

勉強をするのが面倒だと思っている方に対して是非読んでほしい「スキルアップに対しての考え方」をまとめてみました。

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スキルアップに努力なんて必要ないという事

そもそもな事を言ってしまうと、クリエイティブな仕事をしている人が新しい技術を習得する事に対して後ろ向きであるなら、この仕事は向いていないと私は思っています。
色々な人が私に対して、「なんでもやりますよね」「すごく努力してますよね」「頑張り屋さんですね」なんて言葉をかけてくるのですが、私としてはそんなつもりは全然ないんです。

もちろん、制作者(技術者)である以上、それで食っていけるくらいのスキルは必要だし、自分はWebデザインをして食べていきたい!と思っていたので、昔は沢山勉強しました。
でも、ある程度のスキルを得た後は、常に勉強しているなんて感覚はほとんどありません

スキルアップに対する考え方

自分がスキルアップしているなぁ…と感じるのは「仕事の幅が増えた時」と「新しい技術を習得した時」の2つの場合です。
実際にどのような状況でスキルアップをしていると感じるのかは以下の通りです。

仕事の幅が増えた時

これはとってもシンプルなのですが、今までやってこなかった仕事の依頼が来た時に「どう対応するか」で決まります。
例えば数年前に「ワードプレス」の仕事の依頼がきました。

代理店「ワードプレスのテーマを1から作れませんかね?」

私「ワードプレス?ああ…なんか聞いた事ありますね。やった事ないですけど、やってみましょうか?」

代理店「お願いします!」

こんな感じでやった事がなくても、やれそうだと感じたらとりあえず受けてみます。

ワードプレスの概要を理解する為にも、まずは自分でサイト立ち上げまでやってみました。今時、よっぽど新しい技術でない限りはGoogle先生に聞けばなんとかなります。

「なるほどー。こういう風に書けばこう動くんだな…。」
「テンプレート(テーマ)の構成はこんな感じなんだな…。」

ちょっとずつ、引き出しを増やしていく感じですね。
あとは実作業の時にクライアントがやりたい事をヒアリングして、わからない事があれば調べながら作っていきます。

基本的に、他の人がやれて自分が出来ないはずがない…と思う性格なので、最終的にはなんとかなります。

自分が持っているスキルの範囲内で仕事を受けるのではなく、やれそうだと思えば受けてみる…という気持ちが大事なんだと思います。
だから私にとってスキルアップというのは勉強ではなく「仕事」の延長なんです。

新しい技術を習得した時

ワードプレスやMovabletypeのようなCMSをいじくるのは需要があってやる訳なので、仕事を受けていけば自然と身につくものなのですが、
仕事に関係のない部分でのスキルアップは「興味」とか「趣味」とかの領域で習得しています。

そもそも私は、デザインを作ったり、ゲームを作ったり、記事を書いたりとかって、好きでやってる事なんです。

アニメや音楽が趣味な人もいればプラモデルを作るのが趣味な人もいますよね?
それと同じように、新しい技術が出たら「やってみたい」「作ってみたい」と思ってしまうんです。

例えば、最近はまっているCanvasも、私にとってはオモチャのような感覚なんです。これを使ってゲームを作って娘を喜ばせたい…。とか、友達に自慢したい…。とかね。

だから、その過程には「努力」なんて一切ありません。
ゲーム好きの人がレベル上げをしてラスボスを倒す…と同じくらいの感覚なんです。

自分の遊びがいつの間にかスキルアップに繋がり、その延長線上に仕事があったりするんですよね。

自分の好きな事を仕事にするのが基本

制作が好きじゃない人にとっては、クリエイティブな仕事は過酷でしかないと思うんですよね。残業も多いし、プレッシャーも強いし、そんなにすごく儲かる訳でもないし…。

でも、制作が好きな人にとっては最高の仕事だと思うんですよ。朝から晩まで好きな事をやってられるんですから。

私は、仕事は仕事、遊びは遊び、なんて区切りはちょっと古いんじゃないかなぁ…って思ってるんですよね。

好きな事やればいいじゃんって。

今はクリエイティブな仕事をしていますが、この仕事が好きじゃなくなったらスパッとやめて違う仕事をしようと思っています。その時、何に興味を持っているかわかりませんが…。

ラーメンが好きならラーメン屋をやればいいし、国を変えたければ政治家を目指せばいいし…。

自分の好きな事を仕事にするのってすごくうらやましい…って言われているのですが、私はそれが基本だと思っています。

実際にやってみて、その仕事が嫌になったらまた好きな事をやればいいと私は思っています。仕事なんてコロコロ変えちゃえばいいんじゃないかな…って。

まとめ

これからWebデザイナーになりたいと思っている人はどんどん勉強して、スキルの幅を増やし、色々な仕事を受けられるようにすべきです。でも、その勉強がきつくて辛いものだとしたら、この先ずっとWebデザイナーとして働いていくのは非常に困難なんじゃないかな…と思います。

Webデザイナーになってから勉強しよう…なんて考えでは遅すぎるんですよね。

プロのWebデザイナーは、勉強をする時間なんてほとんどないはずですから…。実際の仕事の中で、わからない事があれば調べながら仕事を進め、その中でスキルアップをしていくという人が大半だと思います。
その環境の中で「スキルアップを楽しむ」ことができる人であれば、Webデザイナーという仕事はその人にとって天職なんだと私は思います。

私がやってきた仕事の内容

スキルと言っていいものなのかは謎ですが、とりあえず自分が今までやってきたものをまとめてみました。こう考えるとそこそこ色々な事をやってきたんだなぁ…って思います。好きだからこそって感じですね。

  • HTML + CSS(コーディング)
  • Photoshop,Illustrator(デザイン作成)
  • JavaScript,PHP,MySQL(部分的に作成)
  • Flash(ActionScript)を使ってゲームなどのコンテンツ制作
  • Animate(JavaScript)を使ってゲームなどのコンテンツ制作
  • WordPress、Movabletypeでのサイト作成(テーマ作成・カスタマイズ)
  • カラーミー、楽天RMS、はてなブログMedia(法人向け)のカスタマイズ・構築

プログラマーという訳ではないので、PHP,MySQL辺りはちょこっとできるレベルな感じです。改めてピックアップしてみると雑食感がひどい…。

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