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Webデザイナーになりたい人はどのようなポートフォリオを作ればいいか?

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Webデザイナーになりたい人は就職活動をする時にポートフォリオを提出機会が多いと思います。
そのポートフォリオは面接官を唸らせる事が出来るものになっているでしょうか?

今回は「求職中のWebデザイナー志望の人が作るべきポートフォリオ」についてまとめてみました。

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企業がどのようなWebデザイナーを求めているかを考える

私はこの業界で10年以上制作者として働いているので、企業がどのような人を求めているのかがバッチリわかっています。
また、経営者という立場で多くの面接を行ってきたので、求職している人のポートフォリオをいくつも見てきました。

その時に疑問に感じる事があるんです…。

「この人って本当にWebデザイナーとして働きたいと思ってるんだろうか?」

毎日このような疑問を感じていました。

私は「こういう人がいたらすぐ採用するんだけどなぁ…」って思う事が多いのですが、逆に言うと100人以上面接をしても1人も対象者がいませんでした…。

それはなぜか?

おそらく求職者側が「企業から求められる人物像」を理解してないんだと思います。
そこの理解さえできれば企業にしっかりとアピールできるんですけどね…。

まずはどのような人物が求められているのかをまとめてみました。

フォトショップやイラストレーターを使ってどんなデザインでも作れる

フォトショップが使えます。
イラストレーターが使えます。

いやいやいや・・・それってアピールしてるの?って思ってしまいます…。
現役のWebデザイナーはフォトショップもイラストレーターも毎日のように使っています。
※イラストレーターは使わない日もあるけど…。

使えますって言われても何も刺さりません。

フォトショップやイラストレーターを使って、どんなデザインを作れるのかが問題なんです。

「私はフォトショップやイラストレーターの機能を誰よりも理解して使っています。どのようなデザインでも作れます。こちらを見てみてください」

そして紙ベースでもいいから「1px単位のずれもなく様々なデザインパターンを提出する」

これだけで、かなりの戦力だと伝わります。

面接に来たデザイナー志望の方は、職業訓練校で無理矢理作らされたような「同じようなデザイン」の提出物が多かったのを覚えています。
企業が求めているのは「どのようなデザインでも作れる能力」なんです。

昨日まで「精密機器関係のWebサイト」を作っていて、明日からは「子供向けのコンテンツ」を作るなんて事は日常茶飯事です。
様々なバリエーションのデザインが作れるというのは企業にとってはすごくプラスな事なんですよね。

あ…もちろんですが、ただ色々なパターンのデザインが作れるだけではダメですよ!質の高いデザインを様々なパターンで作る事ができるという意味です。まぁ、少なくともイケサイなどに掲載されてもおかしくないレベルで…という事ですね。

デザインはめちゃくちゃ下手だけど、コーディングはすごく得意

HTMLのコーディングやCSSが書けるのは当たり前なんです。
コーディングに必要なのは、質と速度です。

誰よりも早くコーディングができて、W3Cに準拠したコーディングができれば、それだけで大きな戦力です。
Webデザイナーというのは、デザインを画像ベースで作れる事とコーディングまでを一緒に考えている人が多いのですが、むしろ分けて考えるべきだと思っています。

当然ですが、コーディング能力を売りにしたい場合は「サーバーにサンプルをアップ」して面接官に提出するようにしましょう。
たまにCD-Rなどに焼いて提出する人がいますが、はっきり言って面倒なので見られないケースもあると思います。

URLを叩いて確認ができた方が印象は良いと思います。※CD-Rに焼いて提出が義務づけられている場合はそのようにしてください。

様々なデザインが作れて、かつHTMLコーディングもめちゃくちゃ速い

はっきり言って即戦力です。普通に考えれば採用されます。
そんな人ゴロゴロいるよ…ってツッコまれるかもしれませんが、実はそんなにいないんですよ。

少なくとも私はこの数年でどちらも完璧な人を見た事はありません。そんな人がいたら是非一緒に仕事をしてみたいです。

Webデザイナーになりたい人はどのようなポートフォリオを作ればいいか?

就職活動をしている人は「つまらないポートフォリオ」を提出しても面接官にアピールする事はできません。
他人とは一歩飛び出ている事をアピールしなければならないんです。

逆に言うと一歩飛び出てない自称Webデザイナーは山ほどいるので、その中で自分をアピールする事は難しいでしょう。

現在、Webデザイナーという職業の人口は昔に比べてすごく多いと聞いた事があります。
しかし、本当に仕事ができるWebデザイナーは一握りです。

その中で他の人と差別化する為には「飛びぬけた能力」が必要であり、「それをアピールする」必要があるんですよね。
ポートフォリオを作る前に企業にアピールできる武器を作り、その武器をアピールする為のポートフォリオをしっかり作れば企業の面接なんてちょちょいのちょいなんです。

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