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Webデザイナーにはセンスが必要?Web製作は美術ではなく数学

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センス
皆さんはWebデザインをどのように考えているでしょうか?
センスがないからWebデザイナーに向いてない?センスがあるからWebデザイナーとして成功する?私はどちらも間違っていると思います。
昔から感じていることですが、Webデザインというものは美術ではなく数学だと思っています。

今回はその事についてまとめてみました。

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Web製作にセンスは必要ない!アーティストではなく技術者だということ

Webデザイナーはアーティストではなく、技術者だと私は思っています。
自分がどんなに良いものを作ったとしても、それがクライアントに受け入れられなければ何の意味もないんです。

素晴らしいデザインをする人でも、大きな挫折をしてこの業界を去っていく人は多いんです。
挫折していく人に共通して挙げられるのは以下のようなものです。

デザインセンスはずば抜けているが評価されない
自分のデザインセンスに自信を持っている
プライドがとにかく高い
クライアントの言っている事が間違っていると思っている

はっきり言うと、上記に当てはまる人はWebデザイナーに向いてないと思います。
Webデザイナーにとって必要なのは、「クライアントが求めるものを作ること」なんです。

Webデザイナーは何を考えてスキルアップをすればよいか?

スキルアップ
Web製作に必要なのはデザインセンスでもなく、プライドでもありません。対外的なプライドなんてはっきり言って早々に捨てた方がいいです(笑)

スキルアップの為に必要なのは、以下の4つだけです。

技術力の向上
製作速度の向上
Webデザイン制作の経験
ヒアリング能力

これを簡単にまとめると、「どのような指示のデザインでも短時間で作れるスキル」って感じでしょうか。
クライアントがどのようなものを求めているかを理解し、短時間でさくっと作れる事が重要なんです。

その為には上記4つのスキルアップは必須となるわけです。

技術力の向上

技術力の向上なんていまさら説明するまでもありませんが、最近のWebデザインはかなり技術力を求められます。
その中でもjavascriptの知識やphpの知識はある程度持っておく事が必要です。

Web製作はプログラム(スクリプト言語)とかなり密接な関係にあるので、大型の開発を行う時にシステムの人と話ができなければかなり時間のロスになります。プログラマーさんと話ができる程度には知識を高める必要があるかなと思います。

スクリプト部分も含めて自分で全部作れるのが理想ですが、特に大きな案件は分担していかなければスケジュール通りにいかないので、そこまでする必要はないでしょう。

製作速度の向上

これもかなり重要です。
タイピングの速度、マウスを動かす速度、ショートカットキーを覚えたり、様々なツールを使いこなしたり、やれる事は沢山あります。

製作環境を整える事も制作速度の向上につながります。

PCのスペックは足りていますか?キーボードを見ながらタイピングをしていませんか?

製作速度が2倍になれば、売上は2倍になる!というぐらい重要な項目なんです。

Webデザイン制作の経験

デザインセンスなんて必要ないと冒頭で述べましたが、Webデザイン制作の経験は必要です。
あればあるだけ良いでしょう。

沢山ホームページを作れば、良いモノと悪いモノを判別する能力が身についてきます。
1年前に作成した自分のホームページを見てみてください。きっとひどいものだと思うでしょう。
1年の間にどれだけWebデザインを行ったかによって経験値に差が出てきます。

何が良いか?何が悪いか?を意識する必要なんてありません。とにかく自分の良いと思うものを常に作り続けるだけでいいんです。
自分のホームページを持っていない人は、今すぐ作成しましょう。そして1年に1回は必ずリニューアルしていきましょう。

ヒアリング能力

Webデザイナーにおいて、かなり重要な能力な一つだと思います。
クライアントの言っている意味がわからない…ではWeb製作なんてできません。クライアントは何のためにこのホームページを作ろうとしているのか?クライアントの意図している事は何なのか?ヒアリングする内容がわからない人は必ずヒアリングシートを作っておきましょう。

意味のないWebサイトにお金をかける人なんていません。必ず何か意味や目的があります。
その目的や意味を知る事によって、どのようなWebサイトを制作するかが導き出されます。

なぜWebデザインは美術ではなく、数学なのか?

数学
スキルアップの項目を見てもらってわかるように、センスを磨くなんていう項目はないんです。すべて数字的に処理できるものばかりです。

使えるツールや言語が1だったのを2にする
速度が1だったものを2にする
Webデザイン制作の経験が1だったものを2にする
ヒアリングに必要な項目が1だったのを2にする

「センス」がいいか悪いかなんて数字的に判断できるものではありませんが「技術」については数字的な判断ができるんです。

Webデザインの良し悪しも数字的に考える

感覚でWeb製作を行っていませんか?なんとなくこの方がかっこいい。なんとなくここに配置してみた。

それではプロの仕事だとは言えません。

プロは1ピクセル単位の仕事をしています。きちんとセンタリングされているか?きちんとマージンは取れているか?きっちりセンタリングされているものと、センターから2ピクセル左にずれているものでは見え方が全然違います。色やサイズ、位置はすべて数字できっちり管理していかなければ綺麗なWebサイトはできません。

Webデザインは美術ではなく数学であるという事 まとめ

いかがだったでしょうか?
私はWebデザインを「センス」と処理してしまう事にとても違和感を感じてしまいます。
センスがいいからWebデザイナーをやっているとか、センスが悪いからWebデザイナーに向いてないなんて、もったいないです。美術的な考えではなく、数学的な考え方でWebデザインに取り組むべきだと思っています。

時代とともにWebはどんどん進化を遂げます。その進化に後れをとらないように日々勉強をし続けなければならないんです。

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