WEBデザイナーズNEXT

Webデザイナー

Webデザイナーとして働く3つの選択肢

カテゴリー:Web制作者コラム
Pocket

Webデザイナーの働き方

この記事を読んでくれている人は、Webデザイナーとして働きたい!と思っている人が多いかもしれませんが、その方達はWebデザイナーとしてどのように働きたいのでしょうか?

就職して企業に勤める?それともフリーランスとして働く?それとも会社を立ち上げる?

働き方にはいくつかの選択肢がありますが、それぞれメリットもあり、デメリットもあります。今回はWebデザイナーとして働く3つの選択肢をまとめてみました。

スポンサードリンク

Webデザイナーはスキルによって働く環境を選べる

私は10年ほど前に企業に就職して、Webデザイナーというお仕事をはじめました。
その企業に在籍中している間に、社長に直談判してフリーランスの仕事もしていました。「企業で働くWebデザイナー」と「フリーランス」の二束のワラジだったという事になります。そして6年ほど前に会社を立ち上げて現在に至るという感じです。

意外?かもしれませんが、Webデザイナーって独立する人は多いんですよね。ある程度のスキルがあれば、働く環境を自分で選択する事が可能な夢のある職業だと思っています。
ただ、やはりメリットもあればデメリットもあるんですよね…。

社員(アルバイト)として企業に属して働く

まずは一般的な働き方ですが、正社員やアルバイトとして企業に属して働くという選択です。
いきなり会社を立ち上げたり、フリーランスとして働くよりも、最初は企業に属すのが良いと私は思っています。

社会勉強をしながらサラリーマンを数年間経験するのは良いものです。未経験のうちに独立しても、スキルもなければ仕事もないですからね…。

最終的に独立する事が目標だったとしても、社会人経験は積んでおいた方がよいと思います。

社員(アルバイト)として働くメリット

給料の良し悪しはともかくとして、毎月同じ金額の報酬を受け取れるのはメリットに感じられると思います。
生活のリズムも作れますし、固定報酬の方がお金も使いやすいんですよね。

「給料がなかなか上がらない…」

という事をデメリットに感じる方はいるかもしれませんが、給料が減りにくいというメリットの方が大きいと私は思います。
一度経営をしてみるとすごくわかるのですが、社員の給料ってなかなか下げれないものなんです。

なので、社員やアルバイトとして働く最大のメリットは「安心感・安定感」になるのではないかと思います。

社員(アルバイト)として働くデメリット

先ほどの意見と少し反する部分がありますが、給料は低いと思います…。

社員やアルバイトで働くという事は、企業にお金を落とさなければいけないって事ですからね。
毎月100万円の案件をやったとしても、給与なんて20万~30万円ぐらいなんじゃないかなぁ…と思います。

安定感があるからこそのデメリットであると思います。

フリーランスとして個人で働く

Webデザイナーの独立…と言えばフリーランスという働き方を選択する方が多いのではないでしょうか。
企業に属した働き方をしている人にとっては、フリーランスって自由な感じがして魅力的に思う方も多いかもしれません。

ただ、やっぱり苦労も沢山あるんですよね…。

フリーランスとして働くメリット

嫌な上司もいないし、働く時間も自分次第だし、自宅で仕事をすれば通勤ラッシュの心配もありません。
働きたい時に働けるし、休みたい時に休めます。

平日にディズニーランドだって行けるし、海外旅行だって行けるんです。

「まさに自由!」

これがフリーランスとして働くメリットと言えるでしょう。

法人との比較で考えると、税金関係がすごくシンプルな気がします。
法人税なども必要ないですし、特に税理士さんにお願いしなくても自分でやれてしまうんじゃないでしょうかね。

フリーランスとして働くのに限界を感じたら、すぐに就職活動ができるのもメリットです。

自分のスキルは高いがフリーランスはちょっと不安…という方は、フリーランスという立場でありながら企業で働くというスタイルも流行っているので、そういうスタイルも面白いですよね。

フリーランスとして働くデメリット

「自由」というのは恐怖なんです…。

働かなければ収入は0円ですし、お仕事で大きな失敗をすれば仕事はなくなります。来月も同じ給料をもらえるサラリーマンと大きな違いはこの部分だと思います。

こういう働き方をしていると、お金って本当に使いにくいんです。
今月100万円の仕事をしたとしても、来月仕事がないかもしれないんですから…。お金がどんどん使いにくくなります。

お仕事を取るのも自分、Webデザインの仕事をするのも自分、経理も自分…なんでもすべて自分でやらなければならないのも結構大変なんですよね。
個人でお仕事をするのであれば、「なんでも自分でやらなければならない」という事は覚悟しなければなりません。

法人との比較でいうと、「信用」の部分もデメリットと言えると思います。

法人と個人では信用の差がとっても大きいんです。関係が長い取引先であれば信用を得る事ができますが、初対面であれば信用されるまでに時間がかかります。

「この人はきちんと仕事してくれるだろうか?」
「途中で逃げ出したりしないだろうか?」

必ずそういう疑いの目をかけられます。
フリーランスとして長く働くには、信頼関係をしっかり作っていかなければならないんですよね。

「また個人の人に途中で逃げられちゃって…」

…という話は今でも本当によく聞きます。「個人 = 信用できない」という企業はすごく多いので、とにかく信頼を勝ち取るような仕事をしていかなければなりません。

フリーランスという働き方は安定させるのがすごく難しいので、お金の不安はついて回るものです。
そんな時、ネット副業などをして安定させるという方法を取ることが多いんです。興味のある方は是非読んでみてください。

自分で起業して法人として働く

Webデザイナーの場合、起業して法人化する…という方は少ないような気がします。
私はWeb制作以外のお仕事やサービスもやっていたので法人化しましたが、Webデザインのお仕事だけでは法人化しなかったと思います。

法人化する場合は、税金面(消費税・法人税・所得税)や売上など、自分の状況を把握してから行いましょう。
なんとなく法人化…は、すごくデメリットになる可能性があります。

会社を立ち上げて法人として働くメリット

やはり信用力が違います。
会社を立ち上げるのにも数十万円程度お金がかかりますし、法人化して3年~5年経つと、それだけで信用してもらえます。

法人でしか受けられないサービスがあったり、法人でしか立ち上げられないサービスもあります。
そういう意味でいうと「信用」という事が最大のメリットではないでしょうか。

仕事がどんどん大きくなれば、スタッフを増やして分担作業ができるのもメリットだと思います。
個人でもパートナーと組んでお仕事をする事もできますが、会社ほどの絆は作れないんじゃないかと思っています。

会社を立ち上げて法人として働くデメリット

Webデザインのお仕事だけで考えると法人化はデメリットの方が大きいと思います…。

まず、税金面では支払いがすごく多くて面倒です。
決算書類やその他もろもろ事務作業が多くて、税理士さんがいなければとても私だけでは作業しきれません。

税理士さんにお支払いする金額も大きいですしね…。

会社が赤字でも法人住民税(均等割り)が発生するので、売上が小さい会社にとっては辛い所が満載です。
何かと支払いや事務処理が多いのが法人化のデメリットだと思います。

Webデザインのお仕事を一人でやっていくのであれば法人化はデメリットが多いのであまりお勧めできませんが、社員を入れて組織的に会社を大きくしていくのであれば法人化は必須だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
Webデザイナーといっても働き方は沢山あり、自分で選択する事ができます。最後にまとめると…

  • ・給料が不安定なのが心配な方や、自分で仕事を取ってこれる自信のない方は企業に属して働く
  • ・自分で仕事を取れる自信がある!頑張って働いた分だけ給料がほしい!という方はフリーランスとして働く
  • ・社員を入れて大きな組織としてやっていきたいという方は法人化して働く

といった感じでしょうか。

精一杯、自分のやれる仕事を誠実にやっていれば、働き方に関係なく大きな成果を得られると私は思っています。

サラリーマンだから良い・悪いとか、会社の社長だから良い・悪いとかって事はないですからね。
働き方は自分にあった考え方で変えていければいいのかなと思っています。

スポンサードリンク

Pocket

カテゴリー:Web制作者コラム
WEBデザイナーズNEXT TOP